🔶 1. インド側から最初に求められた書類
まず、インドの病院から提出を求められた書類は以下の通りです。
■ 医師免許証(英訳)
■ 行政処分英文証明書(Certificate of Good Standing)
どちらも「必須」です。
特に 行政処分英文証明書は注意が必要で、
- 申請書の作成には課長(教授)のサインが必要
- 申請書の提出先は厚生労働省
- 発行まで最長2か月かかる
というなかなかのハードルがあります。
教授は当然ながら多忙ですので、留学が決まった瞬間に着手するか、
あるいは 「将来留学したい」という段階で先に取っておくのが最もスムーズです。
🔶 2. Student VISA の申請について
臨床フェローであっても、今回私が求められたのは Student VISA でした。
(実際、インドでは臨床フェロー=研修医扱いのため、Student VISAが必要とされるケースが多いようです。)
▶ 私の場合:大阪のインド領事館へ出向いて申請
- 窓口の受付時間:午前9:30〜11:30のみ
- 県外からだと再訪はなかなか大変、社会人にこの時間を作るのは至難の技
- 遠方だと交通費もかかります、一発で通すために、必要書類を完璧に揃えなければなりません
- 電話番号やメールアドレスの記載はありますが、繋がることはないと思ってください
私が提出した書類は以下のとおりです。
🟧 Student VISA 申請に必要だった書類一覧(2025年・大阪領事館)
■ VISA申請書
オンライン入力 → 印刷 → インド領事館へ提出。
インドのオンラインVISA申請サイトは、
“1ページ進むごとに運試し” みたいなシステムです。
入力していると急にフリーズして、また最初から…。
そのループを1000回くらいやった気がします🤣
■ 招待状(Invitation Letter)
インドの受け入れ病院が発行してくれます。
■ 推薦状(Recommendation Letter)
所属大学・病院の教授や上司に依頼します。
■ 誓約書(Undertaking Letter)
内容は「無償で留学する」「滞在中の責任は本人が負う」など。
自作してOKでした。
■ 学位証明書(Degree Certificates)
医学部の卒業証明書など。
■ 銀行残高証明書(Bank Status)
英文での発行が必要。銀行へ依頼してください。
■ パスポートコピー
■ 写真(5 × 5 cm)
日本で一般的な「縦4×横3cm」とサイズが違うので要注意。
■ 申請料金
現金で支払い。
🔶 まとめ:インド臨床留学の書類準備は“早め&慎重”が成功のカギ
インド留学の準備は、日本と比べてもとにかく書類手続きが複雑で時間がかかります。
特に「行政処分英文証明書」や「教授のサインが必要な書類」は、早めに動くほど良いです。
とはいえ、申請がスムーズに受理されれば、VISA自体は約2週間ほどで手元に届きました。
時間がかかるのは、どちらかというと“事前準備の不確実さ”の部分です。
私自身、最も緊張したのが 書類提出当日 でした。
実際に 2 回領事館へ足を運びましたが、
- メールを送っても返信は来ない
- 電話はかかるが、出てもらえたことは一度もない(100回以上電話しました…)
という状況で、「事前に必要書類を確認できない」ことが最大の不安要素 でした。
だからこそ、このブログ記事が、
これからインドで臨床留学を考える医師の方々の不安を少しでも減らし、
準備の参考になれば幸いです。

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